今日は書写技能検定準二級に向けた対策を考えていきたいと思います!
まずは三級との違いを見てみましょう。
三級と準二級の出題内容と配点
三級出題内容
試験時間 | 70分 |
出題内容 | 実技問題(6問) 第1問:速書き 第2問:漢字 第3問:漢字仮名交じり文(縦書き行書) 第4問:漢字仮名交じり文(横書き楷書) 第5問:葉書の宛名書き 第6問:掲示文 |
理論問題 第7問:漢字の部分の名称 第8問:漢字の筆順 第9問:草書を読む 第10問:漢字の字体 | |
配点 | 1問100点満点 実技415/600以上 理論275/400以上 |
準二級出題内容
試験時間 | 90分 |
出題内容 | 実技問題(6問) 第1問:速書き 第2問:漢字 第3問:漢字仮名交じり文(縦書き行書) 第4問:漢字仮名交じり文(横書き楷書) 第5問:葉書の通信文 第6問:掲示文 |
理論問題 第7問:漢字の筆順 第8問:草書を読む 第9問:ひらがなの字源、漢字の部分の名称 第10問:漢字の字体 | |
配点 | 1問100点満点 実技445/600以上 理論285/400以上 |
いずれも実技は実技、理論は理論の総合点で合否が判定されます。
三級と準二級の違い
実技
各問、準二級の方が文字数が多くなっていたり難しい漢字が出題されたりなどの細かい違いはあるのですが、大きな違いは第5問。
葉書の宛名書きが、葉書の通信文に変わります。
宛名書きは、宛名はここ、住所はここ、何をどこに書くかが決まっているため、レイアウトに大幅に失敗するリスクは低い上、郵便番号を書く欄や切手貼付欄を目印にすることができたのに対し、通信文は真っ白な葉書に文章をバランスよく納めなければならないため難易度が上がります。
こちらにも書いた通り、私は三級受験時もレイアウトが課題だったので個人的にこれは強敵の予感ですね…。
理論
準二級では新たに、ひらがなの字源となった漢字を問う問題が出題されます。これは数が限られているので得点源として完全に覚えて臨むのが良さそうですね。
また、草書を読む問題は三級は文章の中で読めば良かったので、草書自体が読めなくても前後の文脈から予測することができましたが、準二級では2文字の熟語をそれ単体で読まなければならない上、紛らわしい選択肢が紛れ込ませてあったりしてぐっと難易度が上がるように感じました。
先述のひらがなの字源の問題も含め、三級よりも草書への理解を問われているのだと思います。
具体的な対策方法
実技
私の場合は課題は完全にレイアウトが課題。
とにかく早く過去問を解いて添削に出し、レイアウトにダメ出しをもらって自分にとって書きやすく検定でもウケのいいレイアウトを完成させたいですね。
字形に関してももちろん課題はありますが、前回の反省も踏まえて、字の形!字の形!とこだわるのではなくレイアウトの構成にもっと力を入れたいです。
理論
次に理論は、出題可能性のある問題数が限られているひらがなの字源と漢字の部分の名称は満点を狙いたいですね。あとは三級の時に引き続き間違えやすい書き順の漢字や、第10問の漢字の字体でよく出題される漢字を繰り返し復習してここでも点数を稼ぎたい。(草書自信ないよ〜泣)
草書は、過去問を研究すればよく出題されているものなども見えてくるのかもしれませんが、今後もっと上級を受験することも見据えてこちらの本で一文字づつ確認を進める予定です。
およそ90ページ分あるので1日に2ページづつ進めると考えると大体1ヶ月半ほどで一周でしょうか。
一周で完全にマスターすることは不可能なので、まずは草書に慣れて「あ、なんかこれ見たことあるかも」を増やしていくことが目標です。
それと並行して過去問も進め、よく出題される漢字や実際に問題を解いてみての肌感なども探っていく予定です。
おまけ、使用筆記具について
掲示文に関してはこちらを愛用していておすすめであることはこちらのブログでもしつこいほどにご紹介していると思うのですが、
その他の問題に使用するボールペンを変えようか迷っています。
今使っているのはSARASA。第1問と第2問では0.5mmを、第3問以降は0.4mmを使用していて、これはこれで使い慣れてもいますし書きやすくて良いのですが、少しペン先が硬い?気がしていまして、ボールペンでももっと筆圧が表現できるようなもの、なおかつ、扱いやすく、できれば安価で店舗等で手に入りやすいものを探しています。また何かおすすめが見つかりましたら皆様にも共有しますね!
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