【ディズニー英語システム】正規vs中古!前編 そもそも超・早期英語は必要か?

ディズニー英語システム中古ってどうなの!?正直レビュー! 子育て

ずっと書きたかったディズニー英語システムについて!

※この記事を最初に書いてから半年が経ち、娘(なっぷ)の英語習得の進捗も見えてきたところで大幅に加筆・修正しました。

ディズニー英語システムについての本題は後編に続くのでこちらからどうぞ↓

そもそも超・早期英語は必要か?

ディズニー英語システムを検討している方の中には気になっている方も多いであろう、超・早期英語の必要性。

今は英語の重要性が広く認知され、英語での活動を取り入れる幼稚園なども増えていますので、幼児期・小学校低学年からの早期英語に取り組むご家庭は多いことと思います。ですがディズニー英語システムをはじめとする0歳〜の超・早期英語となると正直「そこまでする・・・?」とも思いませんか?

ネットやSNS上には、英語がペラペラになった!役に立った!という経験談から、超・早期英語どころか幼少期はアメリカにいたけど今はすっかり忘れてしまって意味がなかった!という経験談まで、様々な声があふれていて何を信じればいいのかと迷ってしまいますよね。

わたし自身、娘(なっぷ)に英語学習をはじめさせるにあたってかなり悩み、調べまくりましたので、ここに一つわたしの結論を置いておきたいと思います。

“超・早期英語は有用!でも真の勝負は学齢期!“

こう考えるに至った理由は3つありますので、順に紹介していきますね!

言葉の臨界期の存在

臨界期がどうのというのは早期英語の売り文句の代表的なものですよね。

わたしは「本当に?営業のために言ってるんじゃないの!?」と疑ってネット記事から書籍、果ては論文まで調べましたがどうやら本当のようです(疑ってすみません)

臨界期とは生理学用語で“この時期を逃すと能力の獲得が難しくなる、または不可能になる時期“です。諸説ありますが、聞き取りや英語らしい発音といった音韻習得は7〜9歳、文法の取得は12歳頃までと言われています。

日本の義務教育では2025年時点、英語に慣れ親しむ「外国語活動」が小学校3年生、教科としての英語は小学校5年生から始まりますが、臨界期の年齢を考慮するともっと早くから英語教育を始めておくことは有用と考えられますよね。

臨界期の年齢の根拠となる論文をいくつか挙げておきますので気になる方はCiNii等で検索してみてくださいね!

①帰国子女の英語音声習得に関する一考察(2004年、東京外国語大学論集)

→7〜9歳以前に英語環境に長期間滞在した場合は発音がネイティブに非常に近く、10歳以降の滞在では発音の自然さに差が出たとする研究。

②Genie:A Phycholinguistic Study of a Modern-Day “Wild Child“

→13歳まで虐待により言語に触れずに育ったジーニーという少女の事例。ジーニーは救出後に訓練を受けましたが、文法や構文の習得が不十分なままでした。

「英語を楽しむ」ではなく「英語で楽しむ」を!

早期英語に意味がなかったという経験談の共通項、それは、

「英語に触れる機会がなくなったら英語力も失われた!」

というもの。

わたしが超・早期英語が有用と感じる1番の理由はここにあり、超・早期英語のゴールは「本人が進んで英語に触れるようになる基盤を作ること」だと思っています!

理由のひとつめで臨界期のお話をしましたが、臨界期前に英語学習を始めるという目的だけなら小学校に入る頃にで英語を始めれば十分なはずですよね。

ですが、その頃には子供は日本語がかなり堪能になり、プリキュアなどお気に入りの日本語コンテンツもできていることでしょう。そんな中、いまいち理解できない英語のコンテンツを見てくれるでしょうか?

そう、日本語ができるようになるにつれて、英語はどうしても「勉強」という立ち位置になってしまいます。

子供が楽しんで学べるようにと工夫された素晴らしい教材もあくまでも「英語を楽しむ」になるんです。

そうではなく、超・早期英語で日本語と同時進行で英語を学習することで、年齢に応じたアニメなどのコンテンツを「英語で楽しむ」基盤をつくることができるんですね。この基盤ができ、お気に入りの英語コンテンツを見つけてくれれば大成功!あとは本人が勝手に「英語で楽しんで」学習を進めてくれます。

逆に学齢期までに「英語で楽しむ」基盤ができていないと、学校にお友達との遊びに趣味にと何かと忙しい現代キッズたちは英語に触れる時間の確保が難しくなり、早期英語失敗の可能性が高まってしまいます。

Eちゃんの例

まだ1歳の娘・なっぷしか育てていないわたしがこんなに自信を持って「英語で楽しむ」を推すのには理由があります。

それが「Eちゃんの例」です。

Eちゃんとは、わたしの祖父母宅の斜向かいに住む同い年の女の子です。母親同士が地元の同級生で大の仲良しだったので、親を通じてお互いの近況は詳しく知っていました。

このEちゃん、大学時代の留学先で知り合った英国人男性と結婚したのですが、留学に行くまでは日本から出たことすらなかったんです。そんな彼女がネイティブと結婚するほど英語が堪能になったのはなんとハリーポッター映画にどハマりしたことでの独学!

つまり、彼女のように英語コンテンツを「英語で楽しむ」ことができるようになれば、学童期以降も自分から英語にふれ、英語力を伸ばしていけるということですね。

Eちゃんがハリポタにハマり英語で見るようになったのは偶然だそうですが、彼女のような状況を作る種を蒔くことができるのが、超・早期英語だけの圧倒的なメリットだと思います。

早期英語のデメリット

ここまで超・早期英語をゴリ押ししてきましたが、当然デメリットもあります

日本語が遅れる

我が家のなっぷも発語は遅めですし、バイリンガルの子供は言語習得の初期スピードがモノリンガルの子供に比べて遅い(正確には、2言語の発語数の合計で年齢相応の発語数となるため、日本語のみを見ると遅れて見える)という研究結果もあります。

成長に従って言語能力の差はなくなるとされていますが、幼稚園受験をしたい方には早期英語はあまりおすすめできません。

親の負担が大きい

インター保育園にフルタイムで行かせる、というのでもなければ早期英語は基本的におうち英語です。そして、 「日本語と同じように聞いて覚える」という早期英語の性質上、かなりの時間投下が必要!

ディズニー英語システムの営業さんいわく、英語の発語に必要なインプット時間は約3000時間。営業さんは「1日3時間かけ流すだけで3年ほどで達成できます〜!」と簡単そうにおっしゃいましたが、実はこれかな〜り大変!

特に保育園にいかせている場合は、お家で過ごす時間だけで本当に毎日3時間が確保できるかを確認することをおすすめします。

せっかく身につけた英語が失われることも・・・

何よりこれですよね。

超・早期英語で「英語で楽しむ」基盤を作ったとして、成功率は100ではありません。英語のイベントに連れて行く、英語のアニメや絵本を与える、など、できる限りの工夫をしたらあとは子供次第。

いくら頑張っても、親にできるのはあくまでの子供の興味や能力を伸ばすことだけで、強制はできないということは忘れないようにしたいですね。

後編に続く

自分でも思いがけず長くなってしまいました・・・笑

我が家がなぜDWEの中古品を選んだか、正規品との違いは?中古でも効果ってある?などについては後編で触れていきたいと思います!

後編はこちら!

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